Live Report

KUES 11th LIVE ~All together~

授業後、ダッシュで共北26へ。入った途端、わぁすごい・・・と思った。

いつもの教室に、KUESメンバーがずらり。黒板が消えて、ライブ会場へとドレスアップし始めていた。

机の上はBOXから運び込まれた木材、模造紙、ペン、ダンボール箱、あとKUESメンバーのカバンでいっぱいになっていた。

わくわくした。「ここがKUESのステージになるんだ・・・」と実感した。急いで私も手伝った。


23日。NF1日目。リハーサル。

この日のリハーサルは、私としてはまぁまぁ上手くいった。通し練習と、アルドロスとスペインの曲ごとのリハーサル。

午前中の空き時間に、店にアルドロスの犬のかぶり物を受け取りにいった。すごくいい感じ。リハのとき、かぶった。スペインもいい感じだった。すっごく楽しかった。 内装の手伝いをした。夜はみんなでスパゲッティを食べに行った。おいしかったし、楽しかった。がんばろうって思った。



24日。NF2日目。デモ演、店番、リハーサル。

朝、エレクトーンを下へ運ぶ。時間になって、デモ演スタート。平日だし朝10時だし、お客さんは少なかった。

けど、ちょっと足を止めて興味を示してくれている人には、11thライブのビラを渡せた。自分の演奏は納得のいくものではなかったけど、他のメンバーのソロ演奏が聞けて楽しかったし、宣伝もできたし、よかった。実はこのデモ演の係というのがあって、私はそれをしていたんだけど、ある先輩は1回生のみのデモ演係を心配してデモ演係に名乗りでて司会もしてくださって、またもう一人のデモ演係の同回生はいろんなデータをまとめてくれてデモ演係を引っ張っていってくれた。ありがとうございました!


午後は、クラスでの出し物の売り子さんとして辺りを歩いた。そのときすごく久しぶりに、11月23~26日が「KUES11thライブの日」だけではなく「NF」でもあったんだ、と思い出した。というか、KUES11th Liveの日だと知らない人がいるんだということが不思議に思えた。それくらい、KUESに没頭していた。


夕方、またまたリハーサルのために教室へ。順番が来て、リハが始まった。

曲の途中から合わせたんだけど、私が入った途端・・・「不協和音??」と思った。なんか変な音に聞こえて、鍵盤を離した。

「あれっ?なんでだ?」と思いつつ、もう1回入ってみた。やっぱりおかしい!!急いで楽譜を見たけど、音は合ってるはず。

けど不協和音に聞こえる。そうしてるうちに十数分のリハ時間は終わってしまった。4台とも900mが使える貴重なリハ時間は、私のせいであまり成果のないまま終わってしまった。残された練習は、当日リハしかない。でも何で変に聞こえるのかわからなくて、もうだめだ・・・と思った。家へ帰りひたすら練習した。今思えば、ちょっと不思議な音色のところからの部分的な練習だったから、変に聞こえただけだったんだろう。けどこのときは、そう割り切れなかった。ひたすら不安だった。夜、先輩が励ましメールを下さった。同回生がガンバロウMLを流してくれた。 それが、泣きそうなくらい嬉しかった。



25日。NF3日目。LIVE1日目。

午前中、リハ。ドキドキドキドキ・・・。かなり気合入れていった。

昨日の不安な部分、何とか消して本番に臨もう、と思った。けど、この日もダメだった。

緊張しすぎて、合ってるはずなのに調が間違ってるように聞こえた。そんなはずないのに!と思ったけど、弾けなくなった。

ボロボロだった。もう本気でだめだと思った。


本番。ビラ配りをして、時間になったら控え室へ行き、ARDROSS CASTLEの衣装に。そして教室前へ。

変な悪寒がしていた。緊張しすぎて、頭が真っ白だった。あの犬の被り物がずり落ちてこないように、しっかりつけた。

そうしているうちに順番が回ってきて、入場。・・・失敗。自分の中で難関だった箇所を弾き終えてホッとしてしまい、その次の重要なパートを弾き忘れていた。次の場面につながるフレーズ。それで曲の調子を狂わせてしまい、曲全体としても不完全燃焼に終わってしまった。


そしてバレンシア。あの不安な部分のある曲。きっと大丈夫・・・と自分に言い聞かせつつ入場。

深呼吸をして、曲開始。・・・と思ったら・・・音色が変!!

トランペットの音が鳴るはずなのに、オーボエか何かの音が鳴ってた。

えっなんで!?と思いつつフロッピーのレジスト番号を見ると・・・6番。本当は8番なのに。

とにかく大急ぎで番号を合わせた。頭の中は真っ白だった。それから放心状態で弾き終えた。

あの不安だった箇所はいつのまにか過ぎていた。たぶん普通に弾けたと思う。でもだめだと思った。

番号を間違えるなんて気をつけていれば防げるミスだった。私の間違い以外は大きなミスはなかったけど、全体的に良い出来ではなかった。そりゃオープニングでぶち壊してしまったんだもんなぁ・・・。しばらくぼーっとしていた。受付の当番が当たっていたのを思い出して、教室前へ行った。 そこで受付をしていると、他のグループの曲がよく聞こえた。気持ち良く弾いてる姿が目に浮かんだ。すごく羨ましくなった。


3曲目のSpain、これだけは絶対4人で楽しんで気持ちよく弾いてやろうと思った。出番が来て、入場。司会のコントで、牛の衣装を着た先輩が「も~も~」と言いながら体当たりして出て行った。客席から笑いが聞こえた。私も笑ってしまった。気合を入れ直して、演奏した。この曲は早くから練習していたし、デュエット練も完璧と思えるほどまでしたし、堂々と弾こうと自分に言い聞かせた。弾き終えたと き、「楽しかった!!」と思えた。夜、みんなでお好み焼きを食べに行った。色んなことをたくさん話せた。復活した。



26日。NF4日目。LIVE最終日。

気合いを入れまくって登校。

この日は絶対絶対、最高の演奏がしたかった。これまでの努力を発揮する最後のチャンスだったし、4回生の先輩との最後の演奏だったから。でも、この日のリハも満足のいくものではなかった。速いリズムを刻むパートがあって、そこでは正確に刻み続けることが私の一番の役目だったんだけれど、意識しすぎて表拍・裏拍がわからなくなった。どうしようどうしよう・・・ばっかり思って いた。本番が怖かった。でも、どんな演奏をしようとこれで最後。どんな失敗をしても、最後まで大事に弾こう、と思った。 この日の一曲目は、Spain。Spainは、私のKUES人生最初に決まった曲。最初聞いたとき、カッコイイ!!と思った。トランペット、サックス、ピアノ、ベースの4人。初土曜練・初デュエット練もこの曲だった。西日本ジョイントコンサートでも弾くことになっていたから、この曲とは長いこと付き合うことになった。いろいろなことに渡って私のKUES人生初の詰まった、大事な曲。衣装に着替えて待機しているときから、わくわくしていた。本番、めちゃくちゃ爽快だった。


二曲目は、ARDROSS CASTLE。この曲はオーケストラの楽譜に蛍光ペンで線を引いただけでパート振り分けして、データも各自で作って、練習開始も遅くて・・・不安要素はものすごく多かった。私が選ばせてもらった曲だったし、4回生の先輩方は忙しいし、私がなんとかしなくちゃ・・・と、色々と真剣に考えた。だから「良くなったね」とか「この曲好き」とか言われると、めちゃくちゃ嬉しかった。結局は何もかも先輩に頼りっぱなしで最後まで頼りない連絡係だったけど、曲を弾くこと以外のところで一番一生懸命に考えたし、思い入れの深い曲。順番が来て入場し、演奏を始めた。犬の被り物が少しずつ前にずり落ちてきて内心ちょっと慌てたりもしたけれど・・・演奏は、会心の出来だった。教室を出ると、ほっとしすぎて力が入らなかった。


三曲目は、バレンシアの寡婦。ある先輩が長い間大好きだったという曲。大事な曲を一緒に弾かせてもらえて、私はとても嬉しかった。だから練習もかなりして、いつのまにか大好きになっていた曲。リハーサルで、これでもかというくらいだめだった。1日目にはレジスト番号を間違えるという最悪なミスをしてしまった。メンバーの先輩方には散々迷惑をかけてしまった。でも、この日は落ち着いて、これまで練習したことを思い出しながら演奏できた。最後、笑顔で終えることができた。


最後は全員でのスポーツメドレー。手拍子したり歌ったり踊ったり・・・。終わりに近づいていくのが寂しかった。



ライブを終えて。 もう、KUESのない生活に戻れる気がしない。1回目が終わったばかりだけど、もうここを卒業するときのことを心配している(笑)  大学に入ってたまたま出会ったサークルが、自分の中でここまで大きな存在になるとは思っていなかった。けど、これから先も、ライブの度にKUESをどんどん好きになっていくんだろうな。


長く長~くなったしなんか堅い文になってしまったけど要約すると、とにかく、楽しかった!KUES大好き!ということです。Liveに向けてがんばるKUESも、放課後にBOXで話したりマンガ読んだりするKUESも、まとめて大好きです。これからも何だかんだ言いつつも、大好きなんだろうと思う。


・・・う~ん、ライブレポなのかKUES大好きレポなのかわからなくなってきたけど(笑)、とにかく初めて体験するライブは最高だった。絶対忘れたくない。そんなライブだった。


最後になりましたが、聞きにきてくださったみなさん、ありがとうございました!これからも応援よろしくお願いします!


KUESのみなさん、おつかれさまでした!次からも気合いれていきましょうね!!